令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午後II 過去問・解説
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ/RISS)令和3年度秋期午後II試験の過去問です。記述式の過去問をWeb上で演習し、入力した答案をAIがその場で採点。模範解答と判定の根拠まで確認できます。
大問1 CSPによるXSS対策とSaaS移行リスク分析(配点50点)
問1 協力会社とのファイルの受渡しに関する次の記述を読んで,設問1〜5に答えよ。 U社は,従業員10,000名の半導体製造業であり,国内に工場を置いている。U社では,幾つかの工程を国内の40社の協力会社に委託しており,生産計画や設計書類のファイルを協力会社との間で受け渡す必要がある。ファイルの受渡し件数は,協力会社ごとに異なるが,1日当たり1件から10件である。U社では,生産管理課が協力会社とのファイルの受渡しを担当している…
設問
- 図5中の a , b に入れる適切な文字列を,それぞれ4字で答えよ。
- 図6中及び図7中の c に入れる適切な文字列を,解答群の中から選び,記号で答えよ。
- 本文中の下線①について,改修方法を45字以内で具体的に述べよ。
- 本文中の下線②について,実行が許可されるのはどのようなスクリプトファイルか。40字以内で述べよ。
- 本文中の下線③について,実行が制限されてしまうのはどのようなスクリプトか。30字以内で述べよ。また,変更後の呼出し方法を50字以内で具体的に述べよ。
- 本文中の d , e に入れる適切な字句を,解答群の中から選び,記号で答えよ。
- 本文中の下線④について,取り得る措置を40字以内で述べよ。
- 表4中の f に入れる適切な内容を20字以内で答えよ。
- 本文中の下線⑤について,ほかの場合とはどのような場合か。40字以内で述べよ。
- 本文中の g に入れる適切な内容を,20字以内で具体的に答えよ。
- 表7中の h ~ k に入れる,適切な内容を,それぞれ10字以内で答えよ。
- 本文中の下線⑥のように考えた理由は何か。50字以内で述べよ。
大問2 テレワークに伴うインシデント対応(配点50点)
問2 マルウェア感染への対処に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。 A社は,従業員8,000名の化学素材会社であり,首都圏に本社,地方に六つの支社がある。素材の研究開発に関して古くから産学官連携をリードしてきた。A社は,VPNサーバ及び基幹システムを,ハウジング契約を結んでいるデータセンタ(以下,DCという)内に設置している…
設問
- 図5中の a ~ d に入れる適切な役割を解答群の中から選び,記号で答えよ。
- 図5中の e に入れる適切な字句を英字8字で答えよ。
- 本文中の下線①のネットワーク構成を示す用語を,解答群の中から選び,記号で答えよ。
- 本文中の下線②について,トラブルを引き起こした原因を,35字以内で具体的に述べよ。
- 本文中の下線③について,どのような設定変更か。40字以内で具体的に述べよ。
- 本文中の下線④について,DNSシンクホール機能を有効化した場合でも,UTMでの通信拒否が必要な理由を,マルウェアの解析結果を踏まえて40字以内で具体的に述べよ。
- 本文及び表4中の f に入れる適切な字句を,20字以内で答えよ。
- 本文中の下線⑤について,問題ないと判定されるのは,PC やサーバがマルウェアβに感染後,マルウェアβがどのような挙動をしていた場合か。25字以内で具体的に述べよ。
- 本文中の下線⑥について,可能である理由を45字以内で具体的に述べよ。
- 図9中の g に入れる適切な日付を答えよ。
- 表5中の h に入れる適切な字句を25字以内で答えよ。
- 本文中の下線⑦について,どのような通信記録があった会員が該当するか。通信記録の内容を30字以内で具体的に述べよ。
- 本文中の下線⑦について,どのような対応か。30字以内で述べよ。
この回の出題傾向と学習ポイント
令和3年度秋期の午後IIは、ファイル交換システムの脆弱性対策とSaaS移行リスク、テレワーク下のマルウェア感染対処という2問構成の選択制です。問1はCSPによるXSS対策から多要素認証方式の比較まで技術の幅が広く、問2はネットワーク構成の見直しと感染範囲の追跡を長い本文から読み取らせる、読解量の多い回です。
問1 CSPによるXSS対策とSaaS移行リスク分析
自社開発のWebファイル交換システムを題材に、脆弱性診断結果の空欄補充(4字の文字列など)、XSSの改修方法やCSP導入で実行が許可・制限されるスクリプトの記述、SaaS移行時のリスク検討、IDaaS連携による多要素認証方式の比較まで展開します。記述は30〜50字が中心で、CSPの動作とID連携の仕組みを理解しているかで差が付く大問です。
問2 テレワークに伴うインシデント対応
VPN経由のテレワーク環境でのマルウェア感染を題材に、役割分担の解答群選択、英字8字の用語補充、ネットワーク構成を示す用語の選択のほか、DNSシンクホール機能を有効化してもUTMでの通信拒否が必要な理由など、25〜45字の理由記述が多数並びます。マルウェアの挙動解析結果と通信記録を突き合わせて感染範囲を特定する読解力が問われます。
午後IIは本文が長く、設問が指す下線部の前後だけでなく機能表・ログまで往復して根拠を集める必要があります。演習では設問を先に読み、必要な図表に当たりを付ける手順を練習しましょう。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午後II 問題冊子(IPA 独立行政法人情報処理推進機構)。IPA「過去問題の使用方法」に基づき掲載しています。