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平成28年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午後II 過去問・解説

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ/RISS)令和-2年度春期午後II試験の過去問です。記述式の過去問をWeb上で演習し、入力した答案をAIがその場で採点。模範解答と判定の根拠まで確認できます。

大問1 組織のインシデント対応体制(CSIRT/IRT)の構築と脆弱性情報の収集・評価(CVSS)(配点50点)

問1 CSIRT構築とセキュリティ設計に関する次の記述を読んで,設問1〜6に答えよ。 A社は,従業員数3,000名の独立系ソフトウェア開発会社である。受託開発業務が中心であるが,一部の部署で展開しているサービス事業が拡大傾向にある。 〔A社の組織〕 A社には,公共事業部,製造事業部,開発事業部,管理統括の四つの組織がある…

設問

  • 表1中の a に入れる,A社IRTが決定すべきことを,10字以内で答えよ。
  • 表2中又は本文中の b に入れる適切な字句を,〔A社IRTの現状〕の内容を踏まえ,20字以内で答えよ。
  • 本文中の下線①について,この改善策の目的は何か。40字以内で述べよ。
  • 本文中の下線②について,どのような攻撃に対処できるようになるか。攻撃のシナリオを70字以内で具体的に述べよ。
  • 本文中の下線③について,どのような検知方法か。40字以内で具体的に述べよ。
  • 図5中の課題1について,〔脆弱性情報ハンドリング〕において,各部署の情報機器の現状が示された構成管理情報を活用することによる効果を,35字以内で述べよ。
  • 本文中の下線④が各部署の構成管理情報を把握しておくと,インシデントハンドリングにおいても有効に活用することができる。どのように活用できるか。45字以内で具体的に述べよ。
  • 図5中の課題2について,本文中の下線④の各部署の取組みとどのように連携して対応すべきか。連携方法を30字以内で述べよ。
  • 図5中の課題3について,CVSSにおいて,ゼロデイ攻撃が可能な脆弱性か否かは,どの評価基準に最も反映されるか。基準名を答えよ。
  • 本文中の c ~ e に入れる適切な字句を答えよ。 c , d は表5の区分名から選び, e は"FW1"又は"FW2"のどちらかで答えよ。

大問2 テレワーク環境におけるマルウェア感染とインシデント対応(配点50点)

問2 テレワークのセキュリティに関する次の記述を読んで,設問1〜5に答えよ。 Q社は,従業員数700名のシステムインテグレータである。東京,名古屋及び大阪に事業所がある。各事業所では,固定席をもたないフリーアドレスが採用されている。営業員やシステムエンジニアなど,テレワークを行っている社員はモバイラと呼ばれ,モバイルPC及びUSBデータ通信端末が貸与されている…

設問

  • 本文中の下線①の動作を実現するためには,C&Cサーバでどのような仕組みが必要か。表3の記載内容を用いて,40字以内で具体的に述べよ。
  • 本文中の下線②について,〔モバイラのテレワーク環境〕で述べられている機能を用いて実現する方法が二つある。どの機能でブロックすべきか。それぞれ20字以内で答えよ。
  • 図4中の a に入れる適切な字句を,5字以内で答えよ。
  • 本文中の b , c に入れる適切な字句を,それぞれ10字以内で答えよ。
  • 本文中の d , e に入れる具体的な保管場所を,〔モバイラのテレワーク環境〕を考慮して,それぞれ10字以内で答えよ。
  • 表4中の f に入れる適切な字句を,5字以内で答えよ。
  • 本文中の下線③について,役に立たない理由を40字以内で述べよ。
  • 表5中の下線④について,具体例を二つ,それぞれ25字以内で述べよ。
  • 本文中の下線⑤について,どのような攻撃を想定しているか。20字以内で述べよ。
  • 本文中の下線⑥について,VDI以外のクラウドサービスに関して,セキュリティガイドラインの変更が必要な項目を図1中の番号で答えよ。また,変更後の案を60字以内で述べよ。

この回の出題傾向と学習ポイント

平成28年度春期の午後IIは、CSIRT構築と脆弱性情報ハンドリング(CVSS)を扱う問1、テレワーク環境でのマルウェア感染対応を扱う問2の2問からの選択制です。組織体制の設計というマネジメント寄りの問1と、インシデント調査の技術寄りの問2で性格が分かれ、長い本文から状況を正確に把握する読解力が共通して求められます。

問1 組織のインシデント対応体制(CSIRT/IRT)の構築と脆弱性情報の収集・評価(CVSS)

ソフトウェア開発会社のCSIRT(A社IRT)の運用改善が題材です。インシデント対応手順の穴埋め、改善策の目的や検知方法を40字前後で述べる記述、対処できるようになる攻撃シナリオを70字で述べる設問など、記述量が多めです。CVSSでゼロデイ攻撃の可否が反映される評価基準名を答える知識問題もあります。CSIRTの役割、構成管理情報の活用、CVSSの評価基準の構成を整理しておきましょう。

問2 テレワーク環境におけるマルウェア感染とインシデント対応

モバイルPCとクラウドサービスを使うテレワーク環境でのマルウェア感染が題材です。C&Cサーバに必要な仕組みを40字で述べる設問、本文中の機能を使って通信をブロックする方法を挙げる設問、侵入経路や保管場所の穴埋めと調査が続き、終盤は未知マルウェア対策としてVDIなどを検討し、ガイドラインの変更案を60字で述べます。標的型攻撃への対応手順と、プロキシやパーソナルファイアウォールの機能理解が鍵です。

どちらも本文中の表(運用手順、サービス一覧、ガイドライン)が解答の根拠になります。演習では、対策案が本文のどの制約や機能を前提にしているかを指差し確認しながら答える習慣をつけましょう。

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出典:平成28年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午後II 問題冊子(IPA 独立行政法人情報処理推進機構)。IPA「過去問題の使用方法」に基づき掲載しています。