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平成25年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午後II 過去問・解説

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ/RISS)令和-5年度秋期午後II試験の過去問です。記述式の過去問をWeb上で演習し、入力した答案をAIがその場で採点。模範解答と判定の根拠まで確認できます。

大問1 PC端末のマルウェア感染による被害の最小化(配点50点)

問1 マルウェア感染への対策に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。 A社は,製造業を営む従業員数5,000名の企業である。国内に本社の他に,国内拠点1〜6の6拠点がある。本社と各拠点は,それぞれ独自にインターネットに接続している。本社のファイアウォール(以下,FWという)はUnified Threat Management(UTM)で構成しており,インターネットVPNを構成している…

設問

  • 本文中の下線①について,マルウェアPの駆除を確認した後のM氏の行動は,その後のX氏によるマルウェア感染の調査を困難にする可能性がある。どの行動がマルウェア感染の調査を困難にするか。その行動を二つ挙げ,それぞれ35字以内で答えよ…
  • 本文中の下線①について,被害の拡大を懸念してLANケーブルを抜くようにK主任が指示した理由は。30字以内で述べよ。
  • 本文中の下線②について,X氏がバックアップの有無を確認した目的を。30字以内で述べよ。
  • 本文中の下線③について,X氏がそのように判断したのは,図6の何行目を基に確認したからか。最も適切な行を一つ選び,行番号で答えよ。
  • 図7中の a に入れる適切な数字を答えよ。また,図7中の下線④について,ブラウザでアクセスを試行した際の最も適切なレスポンスを解答群から選び,記号で答えよ。
  • 本文中の b に入れる適切な字句を,10字以内で答えよ。
  • 本文中の c に入れる適切な日時を答えよ。
  • 本文及び図14中の d ,本文中の f に入れる最も適切な字句を解答群の中から選び,記号で答えよ。
  • 図13中の e に入れる適切なMACアドレスを答えよ。
  • 本文及び図14中の d の手口を用いてNさんのPCによる盗聴が成立するパケットの送信元IPアドレスの範囲を具体的に答えよ。
  • 本文中の下線⑤について,必要となる準備を40字以内で述べよ。
  • 本文中の下線⑥について,HTTP通信を対象に可能な対策を55字以内で具体的に述べよ。
  • 本文中の下線⑦について,有効な対策の内容を25字以内で具体的に述べよ。
  • 本文中の下線⑧について,NさんのPCとLさんのPCの通信を盗聴することを防ぐには,NさんのPCとLさんのPCのどちらかのパーソナルファイアウォールで,インバウンド通信とアウトバウンド通信のどちらかを禁止する設定を行えばよい…

大問2 スマートフォンを利用したリモートアクセスのセキュリティ(配点50点)

問2 スマートフォンを利用したリモートアクセス環境に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。 D社は,従業員数5,000名の情報システム会社である。D社は,東京に本社とデータセンタをもち,全国8か所に支店をもっている。D社従業員の多くは,他社との共同プロジェクトに参画する技術者,顧客訪問をする営業員などであり,主に社外で業務を行っている…

設問

  • 本文中の下線①について,D社が認めていないアクセスとは何から何へのアクセスか。二つ挙げ,それぞれ25字以内で述べよ。また,下線①で述べた問題に対して,案2において講じられている対策を二つ挙げ,それぞれ50字以内で述べよ。
  • FW3及びFW4において許可する通信を,表3及び表4の記述形式に倣って,FW3については一つ,FW4については二つ答えよ。
  • 本文中の下線②の問題を,50字以内で述べよ。また,この問題に対して,案2において講じられている対策を,50字以内で述べよ。
  • 表5中の対策C1〜C17の中から,対策の内容及び実施についてD社の管理が及ばないものを一つ選び,記号で答えよ。
  • 本文中の下線③のサービスについて,製品Eを利用すればデータを消去できるが,下線③のサービスではデータを消去できないのは,スマートフォンがどのような状態のときか。30字以内で述べよ。
  • Z主任が,“D社の業務データ取扱事項違反の原因となる”と指摘したスマートフォンの仕様を,40字以内で述べよ。また,Z主任がアドバイスした,スマートフォン利用手続に追加する項目の内容を,20字以内で述べよ。
  • 案2において従業員が行っていた対策のうち,案4においては情報システム部が製品Eを利用して監視するとしているものを,表5中の対策C1〜C17の中から全て選び,記号で答えよ。
  • 本文中の〔同意書の検討〕について,X部長が考えた,従業員から事前に得ておく同意とはどのような内容か。50字以内で具体的に述べよ。

この回の出題傾向と学習ポイント

平成25年度秋期の午後IIは、マルウェア感染時のインシデント対応と、スマートフォンによるリモートアクセス環境の設計という2問構成の選択制です。どちらも企業ネットワークの構成図・ログ・表を長文から読み取り、20〜55字程度の記述で答える設問が大半を占める、読解力勝負の回です。

問1 PC端末のマルウェア感染による被害の最小化

製造業A社でのマルウェア感染を題材に、初動対応の問題点の指摘、ログや図からの感染状況の特定、MACアドレスの穴埋めや盗聴が成立する送信元IPアドレスの範囲の特定など、調査の手を実際に動かすような設問が続きます。終盤はHTTP通信への対策やパーソナルファイアウォールの設定など対策検討に移ります。インシデント対応の初動の定石とネットワークの基礎を固めて臨みたい大問です。

問2 スマートフォンを利用したリモートアクセスのセキュリティ

情報システム会社D社がスマートフォンでのリモートアクセスを導入する検討過程が題材です。認めていないアクセスの指摘、FWで許可する通信を表の記述形式に倣って答える設問、データを消去できない端末の状態、従業員から事前に得ておく同意の内容など、技術と管理の両面から問われます。対策一覧(C1〜C17)から該当するものを選ぶ設問もあり、表の丁寧な読み込みが得点を左右します。

午後IIは本文が長く図表も多いため、設問から先に読んで必要箇所を探す解き方が有効です。ログの時刻やIPアドレスなど細部の突き合わせを面倒がらないことが、この回の得点の鍵になります。

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出典:平成25年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午後II 問題冊子(IPA 独立行政法人情報処理推進機構)。IPA「過去問題の使用方法」に基づき掲載しています。