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平成24年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午後I 過去問・解説

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ/RISS)令和-6年度秋期午後I試験の過去問です。記述式の過去問をWeb上で演習し、入力した答案をAIがその場で採点。模範解答と判定の根拠まで確認できます。

大問1 インターネットWebサイトの刷新(Webのマッシュアップ技術)(配点50点)

問1 インターネットWebサイトの刷新に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。 A社は,従業員数700名の外食サービス会社であり,地方都市で事業を展開している。A社グループ傘下には,レストラン,ピザ店及びハンバーガー店がある。A社では,これまで,様々な業務のシステム化を行ってきたが,今年来の宅配サービス事業の立上げを発端に,販売促進システムの一部であるインターネットWebサイトにおけるサービス向上も検討することになった…

設問

  • 本文中の a , b に入れる適切な字句を解答群の中から選び,記号で答えよ。
  • 本文中の下線①について,SSLのクライアント認証と比較した場合の,サーバ認証によるHTTPS通信上でフォームを用いた利用者認証を行う利点を,25字以内で答えよ。
  • 本文中及び図4中の c 並びに本文中の e に入れる適切な字句を答えよ。
  • 本文中の下線②における条件を,本文に基づき,50字以内で述べよ。
  • 本文中及び図4中の d に入れる適切な字句を,10字以内で答えよ。
  • 本文中及び図5中の f に入れる適切な字句を,10字以内で答えよ。
  • 本文中の g に入れる適切な字句を,10字以内で答えよ。

大問2 ログのモニタリングによる権限利用者の不正検出(配点50点)

問2 ログの管理に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。 H社は,200名が勤務する高級化粧品の訪問販売会社である。H社では,顧客の連絡先,訪問記録,購買履歴などの個人情報を管理する顧客管理システム(以下,Bシステムという)を利用している。Bシステムを利用しているのは,営業部の1課〜5課に所属する140名である…

設問

  • 本文中の下線①について,ヒアリングを行う上でどのような情報が不足すると考えられるか。25字以内で具体的に述べよ。
  • 表3中の a に入れる条件とは何か。具体例を一つ挙げ,25字以内で述べよ。
  • 図1中の下線②について,調査の対象となる従業員を端末IDで特定しようとするのは,表1中のどのイベントの場合か答えよ。
  • 本文中の下線③について,どのような効果があると考えられるか。20字以内で述べよ。
  • 本文中の下線④について,モニタリング条件の開示によるセキュリティ上の懸念とは何か。40字以内で述べよ。
  • 本文中の下線⑤について,適切なモニタリングができなくなるのは,どのような従業員が,どのようなアクセスを行った場合か。本文中の字句を用いて60字以内で具体的に述べよ。
  • 表4中の b に入れる条件とは何か。具体例を一つ挙げ,30字以内で述べよ。
  • 本文中の下線⑥について,モニタリングの有効性と効率性を維持するための施策とは何か。50字以内で具体的に述べよ。

大問3 標的型攻撃メールへの対応(配点50点)

問3 標的型攻撃メールへの対応に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。 Z社は,従業員数300名の家具卸売会社である。メーカ10社から商品を仕入れ,小売店20社に販売している。Z社のインターネット接続環境は図1及び図2に示すとおりで,その環境を使って従業員はインターネット上のWebサイトにアクセスしたり,電子メール(以下,メールという)を送受信したりしている…

設問

  • 〔不審なメールへの対応〕について,本文中の a , b に入れる適切な字句を解答群の中から選び,記号で答えよ。
  • 〔メールアドレスの偽造と対策〕について,本文中の c , d に入れる適切な字句を解答群の中から選び,記号で答えよ。
  • 図4中の e に入れる適切な字句を,本文及び図1〜3中から選び答えよ。
  • 本文中の下線①について,A君の対応のうち,添付されていたメールを不当に開いた点以外の不適切だった点を20字以内で答えよ。
  • 本文中の下線②に示したPC又はサーバの監視強化には幾つかの方法が考えられる。監視強化のためのシステムを導入する場合,導入するシステムの名称及び設置場所を10字以内で答えよ。また,そのシステムで監視すべき事象を15字以内で答えよ。
  • 本文中の下線③で示したネットワーク設定を,図1中の機器名を二つ以上用いて,40字以内で具体的に答えよ。
  • 本文中の下線④で示した更なる対策として考えられる具体的な手段を,40字以内で述べよ。

大問4 各種ログからのインシデント検知と内容把握・対策立案(配点50点)

問4 情報セキュリティインシデント対応に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。 W社は,地方都市を拠点とする人材派遣会社で,従業員数は60名である。W社では,インターネット上のWebサイト(以下,人材情報サイトという)で,派遣社員登録希望者に対して,W社への登録,求人情報の閲覧などができるサービスを,3年前から提供している。 派遣社員登録希望者は,まず,人材情報サイトから個人プロフィールをW社に送信する…

設問

  • 本文中の下線①について,G主任は,表2によって事象の発生時間帯をある程度絞り込んだ後,更に絞り込むために図3に着目した。G主任が,図3に着目した理由は何か。50字以内で述べよ。
  • 本文中の a に入れるIPアドレスを,表4の中から選んで答えよ。
  • 本文中の下線②について,表3のIDSの検知ログには幾つかの誤検知が含まれている。それらが誤検知であるということは,表5,表6のどのアクセスログから判断できるか…
  • 上記(2)で誤検知であると判断した理由を,35字以内で述べよ。
  • 本文中の b 〜 d に入れる適切な字句を,bは10字以内,c,dはそれぞれ5字以内で答えよ。
  • 本文中の下線③について,Webサーバの設定変更を実施することによって改善される,不要なイベント通知の原因になっていたWebサーバ内の事象を,35字以内で述べよ。
  • 本文中の下線④について,FW1とWebサーバ群のログを関連付けられるようにするために設定変更が必要な機器はどれか。解答群の中から二つ選び,記号で答えよ。また,それぞれの設定内容を40字以内で述べよ。

この回の出題傾向と学習ポイント

平成24年度秋期の午後Iは、Webサイト刷新(マッシュアップ)、ログのモニタリングによる内部不正検出、標的型攻撃メール、複数ログからのインシデント検知という4問構成の選択制です。ログを読み解く設問が複数の大問にまたがって登場するのが特徴で、短い字数の記述と穴埋め・選択がバランスよく並びます。

問1 インターネットWebサイトの刷新(Webのマッシュアップ技術)

外食サービス会社A社の一般サイトと会員サイトを題材に、マッシュアップ技術を取り入れたサイト刷新時のセキュリティを検討します。サーバ認証によるHTTPS上でフォーム認証を行う利点(25字)を問う設問のほか、10字以内の短い穴埋めが多く、解答群からの選択も含まれます。二つのドメインを使い分けるサイト構成が前提のため、クッキーや利用者認証がどの範囲で有効かを意識して本文を読むことが得点につながります。

問2 ログのモニタリングによる権限利用者の不正検出

顧客管理システムを利用する営業部員の不正をログのモニタリングで検出する、内部不正対策がテーマの大問です。設問は全て20〜60字の記述式で、モニタリング条件の具体例、条件を従業員に開示することによる懸念、モニタリングが機能しなくなるアクセスのパターンなどを、本文の業務ルールに即して答えます。技術知識よりも、運用設計の穴を見抜く読解力が問われます。

問3 標的型攻撃メールへの対応

家具卸売会社Z社に届いた標的型攻撃メールへの対応が題材です。前半は解答群から選ぶ穴埋めで、メールアドレスの偽造とその対策に関する理解が問われます。後半は、不審メールを開いた従業員の対応の不適切な点、監視強化のためのシステムの名称・設置場所・監視すべき事象、機器名を用いたネットワーク設定の記述など、10〜40字の設問が続きます。メールの配送経路と防御策を整理しておきましょう。

問4 各種ログからのインシデント検知と内容把握・対策立案

人材派遣会社の人材情報サイトを題材に、FW・IDS・Webサーバなど複数のログを突き合わせてインシデントを分析します。IDSの検知ログに含まれる誤検知をアクセスログから見分ける設問や、負荷分散装置(LB)を挟んだ構成でFWとWebサーバのログを関連付けるための設定変更など、ログ設計の実務感覚が問われます。表番号と項番の組合せで答える形式もあり、丁寧な照合作業が得点の鍵です。

4問のうち複数でログの読み取りが登場する、ログ分析色の濃い回です。演習では時刻・IPアドレス・項番といった根拠を明示しながら解答する癖を付けると、本試験でも解答の精度が上がります。

この問題を解いて、記述答案をAIで採点する →

出典:平成24年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午後I 問題冊子(IPA 独立行政法人情報処理推進機構)。IPA「過去問題の使用方法」に基づき掲載しています。